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MISOMICS 手前味噌づくりワークショップ

Speaker: 新井田淳司
Date: 2024年12月21日, 13:00 JST
Location: BioClub Tokyo

日本人のソウルフード、味噌は様々な健康効果を有する発酵食品です。今ではお店で味噌を買うことが一般的ですが、手前味噌という言葉が広く使われていることから分かるように、古くは自宅で味噌を作るのが一般的でした。作り方は至って簡単、茹でた大豆を潰して麹と塩と混ぜて半年から一年醗酵・熟成させると出来上がりです。BioClubのMISOMICSプロジェクトでは、これまでに自分たちで味噌を作り、その中に含まれる微生物の生態系を調べる為の遺伝子解析を行ってきました。その結果、手作りの味噌の中には作り手の手の常在菌が存在する可能性が明らかになってきています。みんなで一緒に手を入れて作れば、みんなの常在菌が含まれた美味しいお味噌ができるはず。今年もみんなで手前味噌を作ってみませんか?

本ワークショップでは初めに味噌の作り方、MISOMICSプロジェクトの紹介を行い、その後、こだわりの材料で味噌を作ります。作った味噌はプラスチックの袋に入れ持ち帰り、自宅で醗酵・熟成を行ってもらいます。

味噌の量は1.5kg、2.0kg、2.5kgの三通りから選べます。味噌汁を1日1杯飲むとすると2.5kgだと約5ヶ月分に相当します。ちなみに味噌の賞味期限はなく、”女房と味噌は古いほどよい”ということわざがあるぐらいです。

参加者には開催日の数日前までに大豆をお送りし(申し込み時に郵送先の住所を入力いただきます)、当日煮た大豆と煮汁を持ってきてもらいます。たとえば味噌2.5kg の場合500gの豆をゆでるので3Lぐらいの鍋が必要となります。(次の手順でゆでてもらいます。https://sites.google.com/view/soybean-prep )。もしお鍋がないけど参加したいというかたら、ご相談下さい。

当日はエプロンまたは汚れても良い清潔な服、三角巾またはバンダナ、手拭き用のタオルの持参をお願いします。本ワークショップでは素手で味噌をつくるので、マニキュア・ジェルネイルなどしていない、地爪での参加をお願いいたします。また、香水の使用はお控えください。子供の手を入れた味噌は美味しくなるということがよく言われますので、お子様の同伴も歓迎いたします。

味噌づくり終了後、MISOMICSプロジェクトの簡単な忘年会をします。参加費は1000円程度を予定、同額相当の食べ物、ドリンクの持ち込みもOKです。どなたでも参加可能ですので、お誘い合わせの上ご参加ください。

お申し込み

Peatixにてお申し込みください。

注意

本イベントは日本語で行い、英語の通訳をご提供させていただきます。

新井田淳司

本業は大学でバイオインフォマティクス(生物学、医学分野のデータサイエンス)の研究者をしています。もともとはがんのゲノム解析が専門分野でしたが、近年は自分の健康問題をきっかけに、瞑想、ヨガ、発酵食品にも興味をもって研究を進めています。