アーティスト・トーク: ゲノム編集とGABAトマト
今回のアーティスト・トークでは、ゲオルグがBCLとしての活動や、CRISPRトマト・プロジェクトに至るまでのプロジェクトや技術開発について語ります。
遺伝子組み換え生物の定義や、CRISPRに基づくゲノム編集や「新しい品種改良技術」のような新しい開発が、既存の法的規制や生物安全規制をどのように問い、回避しているのかについて議論します。また、異なる国やコミュニティがどのように「新たな品種改良技術」の問題にアプローチしているのかについて特別な視点を持ち、隠された意図や可能性のある遺伝的自己防衛のメカニズムや行動を探ります。
Georg Trememl/BCLについて
東京在住のオーストリア人アーティスト。ウィーンでペーター・ヴァイベルとカレル・デュデセックに生物学、情報学、メディア・アートを学び、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートでアンソニー・ダンとフィオナ・レイビーに師事。2001年以来、生物学的、文化的、倫理的、社会的な規範を絡めながら、オブジェ、インスタレーション、シチュエーションを制作し、議論可能な作品を発表している。アートとバイオテクノロジーを批評的に探求するアート・リサーチ・フレームワーク、BCLを設立。BCLの作品群には、Biopresence、Common Flowers Series、Ghost in the Cellなどのプロジェクトが含まれる。 ゲオルクは、東京大学医科学研究所DNA情報解析研究室のプロジェクト研究員として、がんゲノムデータの情報可視化を専門としている。また、早稲田大学岩崎秀夫研究室のmetaPhorest Art & Scienceグループの客員研究員でもある。 また、日本で最も素敵なオープン・バイオラボ&バイオハッカースペースであるBioClub Tokyoの共同設立者であり、コミュニティ・ディレクターでもある。
- 講演は英語で行われる。